歯を無理に残す事にメリットがなくデメリットばかりの場合は、歯を残す事を諦めて貰い抜歯を勧める事があります。
大きな虫歯になってしまったり、歯周病によって歯がグラグラな場合や、歯が割れてしまってくっつける事ができない場合など、どうしようもない事もあります。
しかし、患者さんが心から歯を残す事を諦めてない場合は、この限りではありません。
当院ではレントゲンだけを見て、口の中だけを見て一方的に抜歯と決めない様な診断をしております。
個人の考え、社会環境等を参考にしながら、1人1人オーダーメイドで治療に当たっているため、どうにかして少しの時間でも歯を残そうとする事も出来ます。それもありだと思います。
昔はすぐ抜歯になったケースも最近は歯を出来る限り残す処置をするようになっています。
それでもどうにもならない時が、いつかやってくるものです。
何十年間もあたりまえのように自分の歯として使ってきた物が無くなってしまうのは、とても辛い事です。
ただし、歯が無くなってもそこに歯を入れる事が可能な場合がほとんどです。
ブリッジや入れ歯などを入れる事でまた食事をおいしく頂くことが出来るようになるのです、決してネガティブに考えず明るい希望を持ってください。
歯を抜くのは誰でも最初は怖いものです。おそらく乳歯以来でしょう。麻酔をしっかり効かせるので痛みは感じません。コリコリ触られてる感じがすると思いますが約30分ほどで終わります。
親知らずを抜く必要がある場合で多いのは親知らずの周りの歯ぐきが腫れて痛い時以外にもいくつかあります。
例えば「その一つ手前の歯の後ろの面に大きな虫歯が出来てしまい親知らずを抜く必要がある時」で、大抵激痛がしますので大ごとになっている事が多いです。
この原因は親知らずがある事でうまく歯ブラシが出来ずに虫歯になってしまった為ですので、こういう場合は早めに親知らずを抜く事をお勧め致します。
予防のために早めに親知らずを抜いておくと、その磨きにくかった所がなくなります。
毎日の歯ブラシが簡単になって時間も短くて済み虫歯にもなりにくいなんて、とてもいい事だと思いませんか?
親知らずが斜めに生えてきたとか生え方が様々です。また歯ぐきの中で複雑な根っこになっているのか、単純な根っこになっているかはレントゲンを撮らなくてはわかりません。
また、レントゲンで見ても歯と骨がくっついてしまっている事も稀にありますので、
他院で断られたりする「抜くのが難しい親知らず」も当院で多数行っております。しかし、当院でもやらないほうが良いと判断する難しいレベルの親知らずに関しましては提携大病院への施設の整った所へ紹介しております。
●痛くない・腫れない場合も、抜いたほうがいいのでしょうか?
綺麗に磨けている親知らずであれば無理に抜く事をお勧めしません。
移植歯として使える可能性があります。親知らずが綺麗に残っているか・根っこの状態などによって変化しますが平均して3~5年は定着すると思います。
●妊娠中授乳中に親知らずは抜く事はできますか?
妊娠中・授乳中に出来る限り痛みどめや抗生剤を飲まない方が良いとされている期間があります。また、どうにもならない場合でも妊娠安定期に抜歯する事もあります。
痛み止めだけで出産まで迎えられそうにない場合等、不安な事がありましたらなんでもご相談ください。
安心して妊娠期間を迎えるために、親知らず以外にも虫歯等で痛みが出てしまう可能性がありそうな場合は前もってお話をさせて頂いております。
薬に関しましてはこちらをご覧ください。
●矯正をやる前に親知らずを抜くべでしょうか?
矯正歯科からの依頼で抜歯をする事があります。その場合は親知らずが邪魔な時です。矯正をする際に邪魔になるかどうかは矯正歯科医の治療方針で決まる事ですので直接相談をしてみてください。
●親知らずを抜いたら腫れますか?
必ず「腫れます」と言わせて頂いております。
親知らずの生え方も人それぞれ、炎症反応のでかたも人それぞれですが、できる限り腫れや痛みが出ない方法で抜歯をしておりますので安心してください。
また抜いた所も早く治るように最小限の治療に努めております。
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