船橋市習志野台の歯医者さん。ユー歯科クリニックのむし歯治療について

初期虫歯

硬い歯の表面が白く濁ったりする初期虫歯という状態があります。
名前に虫歯という文字が付いてますが、これは厳密には虫歯ではありません。
もちろん希望があれば削って治してしまうのですが、唾液の中に含まれるカルシウムによってまた硬くなる可能性がある状態です。
ですので穴があいて虫歯になる可能性もありますが、無駄に・積極的に削ったりしないで経過観察する事になります。
フッ素を塗布してあげたり、キシリトールのガムを咬む事で唾液のカルシウムの再石灰化を促進してあげたりする事で治るのです。
「大きく削らない・小さいうちに治す」「元に戻る可能性のある初期虫歯は削らない」これが大切な事なのです。

虫歯は小さいうちに削って治せば麻酔もする必要はなく1回で終わるのです、これ理想的ですよね。
でも、自覚症状が出てくる頃には中程度の虫歯になっている事が多いのです、場合によっては麻酔をしなければなりませんし来院回数も2回以上かかります。
さらに痛くなってから来院されますと、麻酔も効きにかったり治療が数カ月にも及んでしまいます。


私達は無駄に歯を削りたくありません。
虫歯の所だけを削ってそこに白いプラスチックの詰め物をする方が将来的に良い状態を保てます。
硬い歯の表面に虫歯菌による酸で溶けて穴が開いた状態が虫歯なので、その溶けて柔らかくなってしまった所だけを削り取ればいいのです。
これをミニマムインターベーションと言います。

虫歯が歯の中で広がっていたりすると白いプラスチックでは治せなくなります。１回の来院回数でも治せなくなります。
具体的には詰め物の型取りをしたり、神経を鎮静させるために薬をおいて１回様子をみます。
そう、銀歯のような詰め物が入る事になります。


更に虫歯が大きければ治療数回はかかります。最終的に歯には大きな金属の被せ物が入る事になってしまいます。
もしくはとても残念なことに歯を抜かなくてはならない状況になってしまったりするのです。

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